大津市内で2歳の男女児が巻き添えになってしまった悲惨な交通事故について
検証してみました。
この事故は、直進の車両と右折の車両が交差点内で衝突するという形態の交通
事故です。
俗にいう「右直の事故」です。この交通事故は、直進の車両が優先車両であり
右折の車両は、直進の車両の進路を妨害してはいけないのに妨害してしまって発
生した交通事故です。
それでは、この事故を防ぐためにはどのような走行をしていれば交通事故の発
生を招かずにすんだでしょうか?
双方向の信号機は青色だっようですので信号機の色については省いて考えまし
ょう、一番の原因は右折の車両のドライバーが右折方法違反をしていることで
す。
普段からこのような曲がり方をしているのでしょう。
交差点内を右折するときは、中央直近を通って右折しなければならないと道路交
通法に明記されています。
それでは、何故交差点の直近を曲がるように定められているかと言いますと交
差点の直近まで車両を進めると前後左右の確認がしやすくなり安全に走行出きる
からです。
今回の右折車両のドライバーは、交差点の直近まで進まずに直進車両より先に
曲がりたかったから最短距離を通って右折したのだと思います。
走行する車両は、殆どがこの最短距離を通って右折しています。
所謂交差点の直近から普通自動車1台分(約5メートル)離れた手前を通り曲
がっているのです。
この交通違反の形態については、私が危険な交通違反であることを数回投稿さ
せてもらいましたが、今回のような悲惨な結果が発生してから問題視されるので
は遅すぎます。
私が警察官現役のときは、誰も切符を切った事がない違反でしたがあらゆる危
険と思われる場所で検挙しました。
すると違反者は、「こんな違反で何で切符を切るのか」と抗議を受けましたが
継続して検挙活動を続けると少しずつでも交差点の直近を通って右折する車両が
増えたのです。
言葉で結果の発生を捉えて問題視するのも大事ですが、警察の取り締まり強化
が最善の交通事故防止になるので警察官は、どんな交通違反であっても検挙出き
るように日々事故研鑽に務め少しでも悲惨な交通事故をなくして欲しいもので
す。

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