2~3日前にFacebookに新東名高速道路で通行帯違反で捕まったという投稿
がありました。
その投稿では、2キロメートルを走行していないのに捕まった。
自動車学校では、2キロメートル以上走行しないと捕まらないと言っていたの
に話が違うという内容でした。
高速道路での通行帯違反は、原則的には、違反の告知基準は2キロメートル以
上走行した車両が捕まるというものです。
危険性やその他の要件が加わると捕まることはあります。
交通違反は危険性のある状況では捕まる事を知っておきましょう。
しかし、Facebookに投稿内容のように速度違反については、警察官から無し
にするからと言われたのが本当であればその時の警察官が不適正な違反処理をし
ていることになります。
速度違反については、追尾による速度の測定状況が不充分だったのだと考えら
れます。
速度の測定状況が、不充分だった事を誤魔化すために出た説明だと思います。
本来速度違反と通行帯違反は併合罪の関係になるので2件切符を切る交通違反
です。
それを通行帯違反だけ処理したというのは、速度違反の測定不充分が原因で一
件だけの処理に終わったのだと思います。
警察官の「速度違反は、無しにしとくから」という表現は本来口にしてはいけ
ない説明です。
考えてみてください。
「無しにする」という表現は、交通違反を揉み消すという事になります。
「警告」にするというのは、適正な処理ですが揉み消す行為は、違法行為で
す。
揉み消しは、刑法違反、地方公務員法違反になり懲戒処分の対象になります。
私がFacebook投稿の方の場面の当事者だったら交通違反について認めないで
警察官の対応を問題にしていたと思います。
私が、警察官現役の当時交通違反取締の際言ってはいけない表現として部下に
教えた事の中に「2つのうち1つの交通違反を処理するのに1つの違反について
無しにするという事は、絶対に言ってはいけない」と教えました。
言葉による表現は、非常に難しいもので、安易に発した言葉であっても取り返
しのきかない事態を招いてしまうので注意して説明するように指導したもので
す。
現役の警察官の中には、「無しにするから」と言って交通違反者に恩情を与え
てあげたと思わせる姑息な手を使って交通違反処理をしようとする警察官が多す
ぎます。
だからといって交通違反をしたとして捕まった当事者本人となった場合は、不
適正な処理については戦ったらいいのです。
但し警察官の中には、適正な交通違反取締をしていると自信を持って職務を行
っている警察官も現実いますので、その警察官に当たってしまった場合は素直に
諦めましょう。
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