普段「停止距離」と表現していても、詳細を考えた人は少ないと思います。 交通事故防止のために「停止距離」について知っていて損は無いので知っておきましょう。 「停止距離」とは運転者が危険を感じ、ブレーキ・ペダルを踏む決心をしてから、車が停止するまでの距離を停止距離といい、これはさらに「空走距離」「制動距離」に大別されます。 空走距離 + 制動距離 = 停止距離
空走距離 運転者が危険を感じ、ブレーキ・ペダルを踏み、ブレーキの」効果が出るまでにある時間がかかり、この間自動車は同じ速度で走行する。 この間の時間を反応時間といい、この間に走った距離を空走距離といいます。 この反応時間はかなり個人差があり、その人の運動神経によっても違います。 同一人物であっても、その時の緊張や疲労などの心身状態によっても異なります。 さらに、反応時間はブレーキ装置の構造や車の整備状況によっても異なります。
制動距離 走行中、ブレーキを掛けた場合、ブレーキがきき始めてから停止するまでに走行する距離を制動距離といい、この距離は速度のおおむね2乗に比例して長くなります。 制動距離はブレーキの構造、制動輪の数、タイヤの種類、路面の状態等によっても相当異なります。
交通事故防止のために普段からこの停止距離について、無意識に反応できるように身につけておきましょう。
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